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カナダ高校留学の卒業式第一弾・・・準備や流れ、注意事項

スタッフブログ
カナダ高校留学の卒業式、卒業生がステージ上に登場

  • 2023.06.27
  • スタッフ留学日記

カナダ高校留学の卒業式第一弾・・・準備や流れ、注意事項

ピュアカナダ留学センター代表の小谷順士です。


2023年6月16日、息子のカナダの高校の卒業式(Graduation Ceremony)に参列してきました。

カナダの高校の卒業式ってどんな段取りなのか、多くの人にとっては【初体験】ですから、分からないですよね。カナダ留学の会社を24年間経営している僕にとっても初めての出来事なので、分からないことがかなり多かったのですが、全て滞りなく参加することができました!!


注意

・こちらの例はヴァーノン教育委員会(Vernon School District)のカラマルカ高校(Kalamalka Secondary School)の例となります

・同じ教育委員会内でも全て日程や内容が異なります。

・他の教育委員会の場合、流れも何もかも、どうやら大幅に異なるようですので、あくまでも参考まで!


■写真撮影

卒業式は6月なのですが、12月に学校で【ガウンを着た写真撮影】がありました。こちら、弊社のカナダオフィスのRyokoから【こんなのがあると思う】と聞いていなかったら、僕達は知る由もありませんでした。

11月~12月にかけて予約することができました(オンラインの専用ページにて)

いわゆる写真屋さんがKalamalka Secondaryに来てくれて、約束の時間に学内の指定の場所に行くと、そこで写真を複数枚撮影することになります。

我が子の場合、「ガウン&帽子の写真」、「ガウンだけ」、「普段着+ヘッドフォン」、「普段着だけ」等のバリエーションがあり、また立ったポーズだけでなく、座った写真もあり、とてもカナダらしいリラックスしたものもあって、親としては大満足!

卒業記念写真、6月の卒業式に向け、12月に撮影

■卒業アルバム

何月頃だったか覚えていないのですが、イヤーブック(Year Book)を注文するタイミングがあります。こちら、タイミングを逃すと困るので、常に学内の先生に確認しながら予約するようにしましょう。

ちなみにKaamalka Secondaryでは、卒業式の前日に$55を支払って受け取っていました。受取場所は学校の受付のような場所でした。注文してあったので、受取人の名前がYear Bookに記載されていました!

卒業アルバムの表紙と紹介ページ 卒業アルバムのサッカー部のページ

■卒業式前日

卒業生の動き

11:45・・・学校でガウンを受け取り

12:10・・・学校内をガウンでパレード(下級生などに卒業ガウンのお披露目)

12:45~13:00・・・Kal Lakeにバスで移動し、学年写真を撮影

13:15・・・卒業生は3台のバスに分乗して地元の小学校を訪問し、卒業ガウンでパレード(地元小学生にとっては憧れというか、キラキラした目で見られるそうです)

14:00・・・卒業式の会場であるレクリエーションセンター(Vernon Recreation Center)に移動し、卒業式の予行練習(座る位置、卒業証書の受け渡しなど)

16:00・・・バスに乗って学校に戻る


親の動き

12:45~13:00・・・卒業生がKal Lakeにバスで移動して、学年写真を撮影するのを、親が子の場に行って撮影がOKとのこと。卒業生は150人くらい、親は20人もいなかったかな~と思います。しかもほとんどは地元カナダ人の親御さんで、留学生の親御さんは僕達だったかもしれません。

卒業式前日にKal Lakeの桟橋にて卒業生の写真撮影

この時間以外は、家族が参加できるものはありません!

この日はとにかく駐車場を見つけるのが大変だったので、車で移動を予定されているご家族様は事前に調査されておくことをおススメします。(僕の場合はKal Lakeという一般的な観光名所での撮影だったため、探すと無料駐車場がありました!)


■卒業式当日の流れ

12:10・・・この時間までに学校に到着し、ガウンを着用しておく時間となります。学内でパレードを行います(昨日もやったはずですが・・・笑)

13:00・・・インフォーマル・フレンドシップ・フォトの時間!ヴァーノンの場合、ポルソンパーク(Polson Park)という広い公園で、緑があり、フォトジェニックなエリアでした。先生やスタッフはここには来ません。卒業式、家族、後輩などが集まり、思い思いの人と楽しく写真を撮り合います。(ここでは卒業生はスーツやドレス姿!)学校からかなり離れているので、「当日、足は自分で責任を持ってアレンジしてください」と言われていました。我が家は親が車を巡視していたので大丈夫でしたし、カナダ人は高校生でも車を運転できるのですが、どちらもない人は「友達の車、ホストの車」等をアレンジしておく必要がありそうです。(ほとんど晴れている季節ではありますが、それでも雨になったらどうするんだろ・・・)

15:00・・・卒業式会場であるRec Centerに時間通りに到着する必要あり。ここで卒業生は再びガウンに着替え(ガウンの下は必ずフォーマルな服装と決められています!)親はこの段階で席に着くと、それなりにいい場所を確保できました。思いのほか人が参加してくるので、前の方を確保するのは親としては必須でしょう。

15:30・・・卒業生はセレモニーのためにラインナップ

16:00・・・卒業式開始

18:00・・・卒業式終了

カナダ高校留学のハイライト、卒業証書授与

■バンケット

18:30・・・こちら、参加者は事前にお金を支払っているので、座席は決定しています。ですのでゆっくり現地到着でOK!卒業式が終了したのは18:00頃、そしてバンケットの会場までは徒歩5分ほど、バンケット会場のオープンが18:30、バンケット開始が19:00なので、19時ギリギリに到着しました。

19:00・・・バンケット開始!カナダ人の女子生徒数名がMCとなって、会を盛り上げてくれます。先生の紹介や様々な人のメッセージ、

どのテーブルに座るかはチケットにより決められています。ヴァーノンのバンケットはビュッフェスタイルだったので、たくさんあるテーブルが呼び出され「今はA3テーブルの人、食べ物を取りに行ってください」みたいな感じで食事を取りに行けます。


ラッキーなことに(多分、そういうことも調整されているのだと思いますが)息子は親友のウクライナ人のアートム&アルメニア人のダニエルの隣だったので、バンケットはずっと親友たちと話していました。

バンケットで親友のアートムと隣の席に!

隣に座ったアートムのご両親とは挨拶ができました。お母さんは全く英語ができない方だったのですが、お父さんは英語が話せる方で、少しお話を楽しみました。


ラスト1時間半を切ったころ、内緒で頼まれていた「卒業生の子供の頃の写真」の上映。

僕も学校の先生から直接頼まれていた息子の赤ちゃんの時の写真を送っていたのですが、子供の頃&現在の写真を並べて映し出され、生徒によっては大爆笑が巻き起こっていました(高校生でも髭が生えていたり、ものすごくいかつくなってる子もいるので)

学校の先生とは「内緒にしよう」と提案をされていたのですが、結局、先生が息子にばらしていたようで、サプライズにはなりませんでしたが、すごく楽しい上映会になりました(僕が選んだ子供の頃の写真に、息子は苦笑いしていましたが、きっとどれを選んでも同じ反応だったんだろうな~と思います)


最後の1時間くらいは、急に大音量の音楽が流れ、卒業生のダンスパーティーに様変わり。おそらく学年を引っ張る女子生徒達がまずは踊り出し、その姿につられて徐々に男子もダンスに加わるような流れ!そして参加者はどんどん増えていき、最終的には50人くらいは参加していたかな~。息子とアートムも二人でダンスの輪に加わっていました。カナダ人生徒のダンスやパフォーマンスは見ていても楽しく、その中に臆せず入っていく息子を見て「3年間、このメンバーの中にいたんだな~」と感じました。

バンケットの後半のダンスパーティー

■翌朝まで!

Kaamalka SecondaryではDry ”After Grad”という夜通しのパーティーが予定されていました。23:00~翌朝04:30まで!

23:30を超えるといかなる理由があろうと入れないという厳重なパーティー、参加のためには写真付きIDを提示し、卒業生であることを証明し、またセキュリティチェックを受けての参加です!日本では考えられないパーティーですよね!

大人なし

後輩や先輩なし

とにかく純粋に卒業生だけ

こんな粋なイベント、他にあるでしょうか?


僕達ももちろん中に入っていないので、具体的に何が行われていたのか分かりませんが、息子曰く

・大量の食事が準備されていた(寿司、ピザ、パスタ、サラダ、クッキーやバーなど)

・大量の飲み物が準備されていた(もちろんアルコールなし)

・色々な企画が準備されていた

とのこと。


驚くことに卒業生が70~80名も参加していて、途中で抜ける生徒はほとんどいなかったそうです。(息子は当初、もし退屈なパーティーだったら途中で親友のアートムと抜けて、山に登り、日の出を見に行こうと話していたようですが、楽しくて最後までいたようです!)


企画については詳しくは分からないのですが、1つ面白い企画を聞きました。


03:30、学校が手配したプロの催眠術師が現れ、10人ほどの生徒が選ばれます。催眠術師に呼ばれて前に出ると、次々に催眠術にかかり、動かなくなる生徒が続出したそうです。催眠術にかかりにくい生徒もいるようで、その生徒は自主的に観客席に戻るらしいのですが、観客席に戻ってから明らかに術にかかっている生徒もいたそうですよ。



■パーティー終了

もちろん誰もお酒は飲んでいません。04:30にパーティーはお開き。

70名全員、自分達が手配した交通手段(ほとんどが親の車)で家路についたそうです。

僕も05:00に呼び出しをもらい、息子を迎えに行きました。疲れてるし眠そうでしたが、充実した表情でした!

もちろん、昼過ぎまで寝ていたことも付け加えておきます。



卒業を迎えられるご家族様、

最近は飛行機代も滞在費も高くなっていますが、人生に1度の機会、もしお仕事の都合、そしてお金の都合がつくようであれば、卒業式への参列をご検討ください。

送り出したあの日、不安と期待が入り混じった感情が心に渦巻いていたあの日から、お子様が積み重ねた3年の月日を感じることができ、家族にとって「送り出してよかった」と思える1日になることは間違いありません。



卒業式があったのは金曜日ですが、Kalamalka Secondaryの生徒達は次の月曜日には最終テストを控えていました!週末は最終テストに向けて頑張ったことでしょう!



※注意

他の地域では、

例①・・・卒業式が金曜日、そしてその1週間後の金曜日にバンケット

例②・・・「午前中に卒業式の学校」「午後一番に卒業式の学校」「夕方に卒業式の学校」など、地域の学校を時間で区切っている

など、地域によって様々だそうですので、あくまで参考とお考え下さいませ。


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